Webライターは意味ない?やめとけと言われる理由
「Webライター」でGoogle検索をすると、「やめとけ」というキーワードも一緒に見かけますよね。やめとけと言われるほど意味や価値のない仕事なのかと気になる方も少なくないかと思います。
結論を言うと、決して意味のない仕事ではありません。それでも否定的な言葉と一緒に並べられるのには理由があります。楽をして簡単に稼げる仕事ではないからです。
間口が広い故にそれなりに稼げるようになるまでが大変ですが、経験と工夫で稼げるようになります。実際に私も、ここでの記事執筆の経験と数をこなすことで単価を上げることができました。
この記事では、Webライターの実情を調査結果やライターの声を挙げつつ紹介し、さらにはステップアップしていく方法もお伝えします。
Webライターは意味ないって本当?
Webライターの意味・意義は、人によって変わります。Webライターという仕事に何を求めているかで全く正反対の意見になるからです。
楽をして簡単に稼げる仕事と思っていれば、いざ取り組むとギャップを感じて「やめておいた方がいい」という印象になるかもしれません。
反対に、やりがいを感じている人にとっては執筆は苦にならないでしょうし、収入を上げる努力も惜しまないことでしょう。
仕事の意味は自分で見出すものです。それに、つらいことが一つもない仕事はありません。
AIに淘汰されると言われがちですが、人を動かす文章を書くのは人間の方が優勢です。試しにChatGPTなどで記事作成してみると、読めるけど物足りなさを感じます。
一度試してみてください。Google検索上位の記事の方が遥かに読みやすいと感じるはずです。
Webライターで必要な知識は、いろんな場面で活用もできます。決して意味ないことはないですよ。
Webライターの実情、つらい現実
Webライターの仕事が全くもって意味がない訳ではないことをお伝えしましたが、やはりやめとけと言われるのには理由があります。
- 単価が低い案件が多い
- 単価交渉が大変、単価が上がりにくい
- 悪質なクライアントがいる
- 競争が激しい
- 心身に負担がある
うわ…、やっぱりやめておいた方がいいんじゃ…
この理由を見ると少なからず不安になりますよね。後ほど解決方法を説明しますので、まずはこの現状について理解していきましょう。
単価が低い案件が多い
Webライターは単価が低い案件が非常に多いです。
クラウドワークスで試しに未経験可の案件を検索してみたら、文字単価0.5円以下の案件が多数出てきました。
一部未経験でも単価の高い案件がありますが、専門知識が必要であったり、記事執筆でなく構成案などディレクター職に近い案件であったりします。
このように、初心者が仕事を獲得するにはどうしても単価が低い案件になってしまいます。
単価交渉が大変、単価を上げにくい
始めは単価の低い案件でも、経験を積めば上がっていくのでは?
もちろん、経験を積んで単価の高い案件を獲得することはできます。
ただ、希望する単価の案件がない場合や、単価アップ可能な継続案件で単価を上げたい場合は、単価交渉をしなければなりません。続ければ放っておいても自然と単価がある訳ではないのです。
単価交渉には、クライアントが単価アップしても良いと思うような材料を揃え、納得してもらう必要があります。
もし単価交渉に失敗してしまったら、最悪の場合契約終了になってしまう可能性もあります。慎重に進めるべき部分なので、簡単に上げることは難しいと言えるでしょう。
クライアント側が発注時に設定する報酬額の目安が下記です。単価交渉の際は参考にしてみてください。
文字単価制はWebライターのレベルに合わせて報酬額を設定しやすいところが魅力です。おおよその目安として、未経験のライターであれば1文字0.3~0.5円程度、一般的なレベルのライターであれば1文字1円~3円、上級レベルのライターは1文字5円以上といった相場になります。
競争が激しい
単価交渉以前に、Webライティングは競争の激しい仕事なので、周りと差別化しないと案件を獲得しにくい傾向にあります。
Webライターになるための特別な資格はいらず初期コストも低いので、どんな人でも挑戦しやすいんですよね。
差別化するといっても、初心者ではアピールするスキルも実績もない場合も多いかと思います。経験者が応募してきたらそちらに案件を取られてしまう可能性も。
競争が激しいが故に、工夫しなければ低単価案件しか取れずに単価アップも遠のいてしまいます。
悪質なクライアントがいる
クライアントによっては悪質な場合があります。
私は悪質なクライアントに出会ったことはありませんが、クラウドソーシングの評価やSNSを見ていると、やはり少なからず悪質クライアントは存在するようです。
始めたては良い条件に飛びついてしまいがちです。良いクライアントには応募が集中することから、初心者が獲得できる案件に悪質クライアントがいる可能性も高くなります。
クライアントの評価や、募集内容をよく確認して応募するようにしましょう。
心身に負担がある
低単価、ライバルの多さ、悪質クライアント…これらに加えて調査と執筆をしなければならないため、心身にとても負担がかかります。
特に始めは思うように書けないと時間もかかり、精神的に辛く感じることもあるでしょう。基本的にPCの前に向かいっぱなしなので運動不足にもなりがちです。
執筆にかかった時間と報酬を見て時給換算すると、アルバイトした方がずっと稼げると思ってしまいます…
モチベーションが下がって続けられなくなったり、根を詰めすぎて体調を崩してしまう可能性もあります。副業Webライターさんの場合は本業にも影響が出かねません。
実際に私もキャパオーバーで一時期体調を崩しました
Webライティング業務を行なってみて感じたことを記事にしています。ゆるめに仕事をしていたつもりですが、慣れないことをすると負担が大きいですね…。
つらい現実からステップアップする方法
Webライターのつらい現実について紹介しましたが、工夫と努力次第でステップアップは可能です。
今回は仕事におけるステップアップ方法をご紹介します。改善目標がハッキリしているので取り組みやすいですし、金銭面の問題を解消することで精神的にも落ち着きますよ。
ステップアップ方法は以下の4点です。
- 得意分野を作る
- 数をこなす
- 単価を上げる
- ディレクターなど上位職を目指す
得意分野を作る
まずは、得意分野を作りましょう。
専門的な知識があると、クライアントからの信頼も得やすいですし、他のライターと差別化できるため単価向上にも繋がります。資格を持っている方はそれを活かした案件に取り組んでいくと良いですね。
特に何もないという方も、まずは好きな分野、書くのが苦にならなさそうな分野を選んでいきましょう。
まずは続けられることが第一です!
依頼をこなしていく上で今後必要なスキルなどがあれば都度勉強していきましょう。学んだこともアピールポイントになるので、仕事が取りやすくなったり単価が上がるきっかけにもなります。
数をこなす
得意分野(書いていきたい分野)が決まったら、まずは取れる仕事をどんどん進めていきましょう。
クラウドソーシングサービス(ココナラなど)を使う場合は、最初は1つのサービスを使って仕事をしていくことをおすすめします。仕事をすればするだけ評価や実績が増えていくので、高評価が続いていればクライアントから依頼が来る可能性もあります。
また、始めたばかりはクライアントとのコミュニケーションや、Webライターの仕事の進め方などを学ぶことができますよ。
実際に関わってみたりやってみたりしないと分からない部分が多いと思うので、初期段階で仕事の流れを覚えてしまいましょう。
単価を上げる
得意分野を作り、数をこなしていけば単価を上げることができます。
数をこなすことで実績が増え、その間に学んだことなども加えると、始めた頃よりも確実にスキルアップできているからです。少しずつ単価の高い案件に応募してみてくださいね。
ただし過去の執筆の評価が良くも悪くも見えてしまうので、数をこなしている間もその時の自分ができる最高のクオリティを目指しましょう。
良い評価の積み重ねが、新しいクライアントとの出会いや単価アップに繋がります。
ディレクターなど上位職を目指す
単価を上げると言っても、記事執筆だけの仕事だと限界があります。打ち止め感を感じた場合は、ディレクターなどの上位職を目指してみましょう。
ディレクター職はWebライターとして優れていることが前提ですので、書いた記事のアクセス数が増えたなど確かな実績を持っている場合に挑戦できます。ディレクター未経験可の案件もありますよ。
ディレクターを目指すにはライティングスキルに加えて、Webマーケティングの知識や運用実績が必要になってきます。
SNSや動画サイトにたくさんの投稿が挙がっているので無料で学ぶことができます。確実に知識を得たい方はWebマーケティングスクールの受講を検討してみてください。
おすすめは、月額制で隙間時間でも学べる『Withマーケ』です。
月額5,478円から始められ、初心者でも飽きさせない仕組みを作っています。月額制なので好きなタイミングで辞めてもOKという気軽さも魅力です。
向いてないと思ったらブログがおすすめ!
Webライターの仕事が向いていないと感じた方は、ブログ運営はいかがでしょうか。
文章を書く、Webマーケティングの知識が必要と、基本的なところはWebライターと共通しているのでWebライター経験者は始めやすいです。
ブログ運営をしながらWebライティングを並行して進めることも可能です。ブログは自身のポートフォリオとしてクライアントへのアピールポイントにもなります。
ただ、すぐには儲からないなど、Webライターと比べた際のデメリットもあるので、こちらの記事を参考にブログ運営を検討してみてくださいね。
ブログをやってみたい!と思った方は、ぜひレンタルサーバーを契約してWordpressで始めてみましょう。
Webライターの案件にはWordPressへの入稿が納品条件となっていることもあるので、Wordpressを使えると一石二鳥です。
まとめ:Webライターの仕事は意味なくない
Webライターは意味がない?の疑問に答えてきました。
参入障壁が低い仕事はどうしても単価が低く、競争も激しくなってしまいますね。
雇用されずに業務委託で働くとなると、自分だけでスキルアップや単価交渉を進めなければなりません。そういった意味でもWebライターは大変な仕事といえます。
しかし競争が激しいといえど需要はあるので、意味のない仕事ではないことは確かです。
自分の強みを作り、活かして、信頼されるWebライターを目指していきましょう!